建設業の方必見!図面トレース外注のメリット・デメリットとは?

建設業の方必見!図面トレース外注のメリット・デメリットとは?

2023年10月2日

紙図面やPDF図面をCADデータに書き起こし、本来CAD図面があればしなくて済んだ「作業時間」を外注して、主要業務に集中することができます。

紙図面トレースを外注することでどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。解説していきます!

そもそもCAD関連業務とは

CADトレース

紙図面やスキャン図面をお預かりし、CADに書き起こす作業になります。

CAD編集

図面データをお預かりし、朱書き修正をする作業です。

CAD変換

発注者に合わせたデータ変換や、ご要望のCAD形式にデータを変換する作業です。

電子納品

国土交通省が定める要領、基準、ガイドラインに沿って図面、報告書を整え、提出用データを作成する作業です。

図面のトレースサービスとは

手書きで図面を書かれている設計士の方や、オーバーワークで悩まれる現場管理者の方などの作業負担を少しでも減らし、本来業務に注力していただけるようCADトレース業務を代行いたします。

土木図面・電気設備図・空調設備図など土木建築に関するあらゆる図面をトレース・CADデータ化する必要があります。

全ての図面作成を自社で行い、管理、運営することは困難な場合があるでしょう。

少子高齢化など市場が変化したことにより、CADオペレーターの人材確保が難しい建設業であればなおさらです。

自社のリソース不足や技術不足を補う為に、紙図面のトレース外注サービスを活用する企業も増えています。

国内と海外の図面のトレースサービスの違い

図面トレースサービスは国内企業と海外企業が展開しており、費用やコミュニケーションの取り方に違いがあります。

主にベトナムなどのアジア圏は日本に比べ、人件費が安価なため、国内企業よりも費用を抑えて図面トレースを依頼できる傾向があります。

しかし、コミュニケーションが上手く取れなければやり取りなど工数が増え、図面トレース納品までに時間がかかり、納期に間に合わなくなるリスクがあります。

図面トレースを外注する3つのメリット

図面トレースを外注することによって、得られるメリットは大きく3つあります。

1.専門のCADオペレーターによる高品質の図面ができる

図面トレースを外注することによって、専門のオペレーターによる高品質のデータを手に入れることができます。

CADには様々な種類があり、使いこなすには専門的な知識が必要です。

建築、土木、機会、電気など分野に特化した専門CADや直線、立方体、立体の組み合わせなど分野を問わずに対応する機能を備えた汎用CADに加えて、2DCADや3DCADという種類もあります。

2.社内の人材不足を解消できる

社員がトレースする時間や労力を外注し、人材不足を解消できます。

少子高齢化、労働人口の減少、給与水準の低さによる新規雇用の減少が原因によって

建設業では人材不足が続いています。

そのため、図面トレースにかけるリソースを確保したいという企業もあるでしょう。

図面トレースを外注することによって、その時間を削減し、社員は本来の業務に集中できます。

3.採用・育成コストを削減できる

図面トレースを行う人材の採用や育成にかかるコストを削減できることも

外注するメリットの1つです。

図面トレースのために、正社員を雇用すると、固定費が利益を圧迫する要因にも

なりかねませんが、外注であれば案件ごとの費用となるため、収益のバランスをとりやすくなります。

図面トレースのために正社員を雇用する場合、人件費や、福利厚生費、採用広告費に加え

PCやCADソフトなどの設備費が必要になります。

また、未経験者を採用する場合、育成費や労力が伴います。

建設業では、9月末や3月末などの決算月に案件がまとまることが多い一方、6~7月にかけては梅雨の影響があるため、閑散期になります。

繁忙期と閑散期で案件数の差が激しいため、図面トレースのために正社員を雇用することは

費用面で課題があります。

外注を活用すれば、必要不可欠な図面だけを依頼できる上、費用削減に繋がります。

図面トレースを外注する2つのデメリット

図面トレースに関する知識やノウハウが蓄積しづらい

図面を外注することによって、自社に図面トレースに関する知識、ノウハウが蓄積しづらい傾向があります。

通常は自社でCAD作図を行っており、スポット的に依頼する場合は問題ありませんが、

長期に渡り任せっきりになると、ノウハウ不足により、自社で作図ができず、閑散期にも

外注しなければならない状況になりかねません。

外注内容によって費用が高くなる

外注内容によっては費用が高くなることもあります。

図面には、土木図面・電気設備図・空調設備図など様々な種類があるため、多くの図面を依頼するほど、高くなります。

構造が複雑であれば、トレースに時間がかかるためです。

図面トレースを外注する際の気を付けるポイント

請負会社に依頼する際の注意点

請負会社に依頼する場合は、納期の設定や費用に注意しましょう。特に繁忙期は案件が集中するため、注意が必要です。

外注先の選定が難しい場合、過去のトレース実績を確認し、経験枚数の多い企業を選ぶと良いでしょう。

フリーランスに依頼する際の注意点

フリーランスに依頼する場合、依頼する人物が信頼できるかどうかが重要なポイントです。

企業と違い、マニュアルやプロセスがそれぞれ異なるため、作業スピードやクオリティに差が出てきます。

その点、企業へ依頼するよりも費用が安くなる傾向があります。また、細かい条件など融通が効く場合もあるでしょう。

ポートフォリオや実績を確認して、打ち合わせを行った上で進めることが適していると考えられます。

優秀なフリーランスを探すことに手間はかかります。

納期に余裕がない方は、他の手段を検討しても良いかと思います。

まとめ

ここまで、図面トレース外注のメリット・デメリットを中心に解説してきました。

建設業は業界柄、1人1人の業務量が多く、本来業務に影響を及ぼす可能性があります。

全てを自社で行い、管理・運営することは難しいかもしれません。

本来業務に集中するために、図面トレースの外注を検討してみてはいかがでしょうか。

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お見積りは無料です。ぜひ紙図面からCADデータへ変換する必要がある場合にはご依頼ください。